30代育休中会社員の葛藤

不器用女子の頭の中

出産予定日20日前にして産むことに戸惑い。その理由。

 

みんな何で赤ちゃんが欲しいの?

本気でそう思っていた。

毎日夜にメモを書く習慣があった2021年8月28日のメモには、

 

「子供について最近また考えるようになってきた。

can or can't は置いておいて、欲しいのか欲しくないのか?

答えはやっぱりよく分からない。」と書いてある💦

 

当時30歳の自分の葛藤を思い出す。

 

でもその続きに「スムーズにいけばこんな感じなのかな?」

という言葉と共に、32歳で産んだ子供が18歳になったとき自分達が何歳になるか?みたいな図も一緒に記載されている。

 

結果的にその通りに妊娠したから不思議なものだ。

 

望んだ妊娠だったけど・・

葛藤があったとはいえ、今回の妊娠は不妊治療を経て積極的に臨んだ妊娠だった。

ただ、不妊治療に至った経緯はちょっと変わっているかもしれない。

 

1年前31歳のとき、原因不明の下腹部の激痛でレディースクリニックを受診。

そこで原因が分からず、かつ多嚢胞性卵巣の疑いが強いからとすすめられて不妊治療専門病院の門戸を叩いたのがはじまりだった。精密検査をしたところ、やはり排卵障害があることが判明。

 

流れのままに不妊治療が始まった。(笑)

 

「治療始めますか?」と女医さんに聞かれ、特に断る理由もないので書面を書いてスタートしたが、もともと不妊治療しようと思って受診した訳ではないので不思議な感覚だった。

 

人間は不思議なもので、自分は妊娠できないかもしれない、でも治療すればきっと出来ますよと言われるとその気になるものだ。

 

こんな妊婦がいていいのか

排卵促進剤を使い始めて1周期目、2周期目と妊娠せず、検査薬を見るたびに謎に落ち込んだ。

流れに任せたとはいっても、失敗するとショックを受けるのだ。

 

3周期目で成功。

夫との記念日の日に発表するととても嬉しそうだったのをよく覚えている。

 

ただその後、夫は子育て本を読み漁ったりすごく勉強してくれていたけど

私はどうしても興味が湧かず、

普通に仕事を頑張り、

あまり考えないようにしながら過ごしてきた。

ただただ、流産などの「問題」が起きないようにだけ祈っていた。

 

今、「問題」はなくなった

既に正期産、つまりいつ生まれても問題ない時期に入り、ほとんどの問題はクリアしたことになる。

 

ところが、とたんに空虚。

これまで頑張っていた体操や、スクワットの手がとまる。

 

「もうこの生活が送れなくなるのか・・・」

「もうちょっと後でもいいかな・・・」

そんな余計なことを考えてしまう自分が最悪だと思う。

 

未だに子育て関連の話題にも興味が湧かず、勉強も後回しにしている。

 

ママになる資格がないのか

思い返せば、結婚したときも私は受け身だった。

全く思いもよらないタイミングでプロポーズされたが、断る理由がないから即答でOKした。

 

でも、今までの人生で1番と言っていいほど幸せを感じたし、今でも結婚して良かったと100%思っている。

 

人生初の妊娠が判明したときはどうだったか。

1人で検査薬を見たときは冷静だったけど、その後夫と2人で喜んだ。

一緒に喜んだあのときの気持ちに嘘はない。

 

今回もきっと、良かったと思えるはずだ。

 

ただもうちょっとだけ待ってほしい

でも、お腹を蹴られるのを素直に「かわいいね」と言えない自分がいる。

(代わりに、思ったより気持ち悪いとか痛いとかいう表現しかできない💧)

なんと自分勝手な。胎動を感じる前はあんなに不安がっていたのに。

 

私たちの場合、パパの方がよっぽど準備が出来てる。

女性は妊娠した時点から母親になれる、父親はもっと自覚すべきだとよく聞くが絶対に嘘だ。

 

お腹の赤ちゃんへ。

ママはあなたのことが大好きだよ。

ただちょっとママの気持ちの成長が遅いみたい。

もうほんのちょっとだけ待っててね~