あのとき幸せだったな
過去を振り返って、あの頃は楽しかったな、幸せだったな、と思うことがある。
つい先日もたまたま婚姻届を出した日の写真を見つけて、「私こんな良い服着てたんだっけ。こんなに自然に笑えたんだっけ。」と、まるで自分じゃないような感じがして、幸せそうな2人の笑顔になぜか寂しい気持ちになった。
婚姻届を出した当日は、わざわざ「私幸せだわー」なんて思った記憶はないので(笑)、後から振り返ってこその不思議な感覚だ。
大切な人と一緒に過ごした日々
同じように、今の夫と遠距離で付き合っていた頃のお出かけとか、結婚してから毎晩散歩したり、毎週テニスしたり、といった何気ない日常を思い出し、子供が生まれた今、もう二度とあの頃には戻れないんだなと、これまた寂しい気持ちになる。
どこにも記録が残っていない日常。当事者にしか分からない思い出こそが1番かけがいのないものなのではないかと、思う。
パートナーに先に死んでほしい
そんな中、ふと考える。
万一夫に何かあった場合、私は過去のそういった幸せな思い出と一緒に取り残されて、絶対に耐えられない。誰とも共有できず、たった一人、毎日毎日過去を思い出して泣き暮らすのだと。
(なんという想像をしているんだと書きながら思った汗)
でも更に考える。
逆だったらどうか。夫は私よりは感傷的ではないかもしれないけれど、愛犬を数日実家に預けただけで寂しがる人だ。少なからず同じ辛い状況に置かれる。
それならば、私の方が長生きするしかない。
「今」を楽しむ
悩んでる暇なんてない、2人で長生きして、愛犬や子供とこれでもかというくらい幸せな家族を作って、途中過去を思い出して寂しくなる暇もないくらい「今」を楽しむのだ。
遠い将来、最後の最後に1人残された時、それが実現して満足できている自分がいることを願う。