尊敬するおばあちゃん
子供の頃、祖父母が4人とも健在だったころ、その4人の誰が好きかというランキングを勝手に自分の中でつけていた。
その時々で順位が変わるのだが、
唯一1位の座だけは不変だった。
それが今回取り上げる母方のおばあちゃんの話。御年84歳。
■ 家事、特に料理は師範レベル(私目線)
■ 卓球がうますぎて、対戦すると球が早すぎて見えない(私目線)
■ この1年で二度の手術、もうダメかと思ったが毎回回復する
■ 運が良い
頭が良いということでもないし、天然キャラで手紙も誤字だらけだが(笑)
お金の運用も昔からちゃっかりやっており、銀行の担当者と何故かうまくやって結果めちゃくちゃ増やしていたりする不思議な人。
おばあちゃんの教え
そんなおばあちゃんが、変わらず言っていることがある。
- 少ないもので豊かに暮らす
- どんな状況でも、すべきことはしないといかん
特に2つ目は、厳しいことを言っているようで逆に何度も助けられたし
この言葉で逆に楽になる。
確か最初に言われたのは私が大学生のとき骨折し、
学校から近いおばあちゃんの家にしばらく滞在していたときのこと。
就活の時期だったのに、就活セミナーにも殆どいけず落ち込んでいた。
そんなときに優しい口調で言われた言葉。
「どんな状況でも、すべきことはしないといかんよ(後で後悔するから)」
自分は哀れだ、ついてない・・・そんな風に思っていたがハッとした。
こんな状態でも出来ることはたくさんある。
今出来ることをやろうと思って淡々と行動した結果メンタルも落ち着いた。
悩むことに悩んでも負のスパイラル。
行動で人は整う。
妊婦だってフツウだ
身重であってもフツウの人間。
有難いことに守るべき存在として社会や周りは扱ってくれるけど、
病気でもなければ(私はたまたま合併症があるが)
私だけ特別なことでもない。
今日が予定日3日前であっても。笑
臨月ってこんなにしんどいの?と思うことは多々あるし
イライラしてあたってしまったことも正直一度や二度ではない。
もともと弱いメンタルはより脆くなっていたりする。
でも
どんな状況でも、すべきことはしないといかん
これを思い出す度に我に返るというか、強く冷静になれる。
「大丈夫だ、私ならやれる」「いつも通り動こう」「赤ちゃんを守りながら」
おばあちゃんは今年大腿骨をケガしてしまい、
もう二度と歩けないかもと言われながらも
退院後結局家事をしたり、誰もいない間にこっそりバスで買い物にいって怒られたりしているほどだ(良い子はマネしないでください)。
こないだ神社の長い階段を自力で上っているのを見たときは驚いた。
すごい生命力。
おばあちゃんだったらどうするだろう。
これからもたまにそうやって自問自答しながら
自分をコントロールして生きていくんだろう。
おばあちゃん長生きしてね。