無事に第一子を出産!
昨日9月17日0時37分、女の子を出産。子宮口が開き始めてから全開までは順調、そこから苦戦したもののトータルの時間的には思ったよりスピーディだった。
毎日毎日イメトレと呼吸法の練習をしてきた。
でも実際陣痛が強くなるにつれ、息が長く続かない。
「長ーくはいて」助産師さんに言われた時だけなんとか成功。
でもまた息切れ状態に戻る。
数分間隔の波にひたすら向き合い気づいたら5時間、10時間、、
何度目かの内診で破水。すると陣痛がさらに強くなる。
トラックにひかれる感じと表現する人がいるが私は、体内にあるトラックのエンジンがどんどんアクセル全開に近づいているようなイメージだった。
ただ痛いというより必要なエネルギーなんだと実感した。
尾をひく種類の痛みではないはず。
なのに合間に話すこともほとんど出来なくなっていく。
誕生日おめでとう、の意味を知る
赤ちゃんの心拍低下が心配され最後の最後は吸引になった。
(最後うまく産めなくてごめんねと今でも思う)
赤ちゃんの産声が聞こえたときの私について、最後2.5時間ほど立ち会ってくれた夫がこんなLINEをくれた。
「俺にとってもこれまでになく苦しみながら生んでいく姿を見られたのはホンマに感動的な体験やった。生まれてきたあとの〇〇ちゃん(私)の涙がきれいやったね。」
先生や助産師さんのおめでとうございます、の言葉が身に染みる。
これまで何度も何度も言われ&周りにも言ってきた「誕生日おめでとう」の言葉。
こんなに深い意味があったとははじめて知った。
この世に誕生するということがこんなに"おめでたい"ことだったとは。
親から子にこのことをもっとしっかりと伝えた方が良いのではないか。
改めて感じた「自然」でいること
妊娠してから、薬を飲まない、お酒・ジュースを飲まない、カフェインも出来るだけ飲まない、添加物満載のお菓子は食べない、外食時は基本野菜のついた定食、などなど制限が増えたと思った。(合併症の関係でちょっと普通より多いかも)
でもよく考えると、制限がかかったものはほとんどが人工的な、本来生きていくのに不要なものなのだ。(薬だけは例外汗)
自分の中に同じ種族の動物(ヒト)の命が宿るという神秘。
お腹の中で育てる間、自分の意志とは関係なく変化する身体。
そして産まれたときから自力で生きようとする赤ちゃん。
人間も動物。
ということを嫌でも思い知らされる約9か月だった。
物や情報、欲、権力、色んなものにまみれた人間社会だけど、
健康で産まれてくるだけでこんなにも喜んでいた人がいること。
大きくなった自分の子には絶対に伝えてあげたいと思った。
[余談]
満月・新月には生まれやすいと聞く。科学的に証明された訳ではないけど、昨日助産師さんに聞いてもやはりその前後のお産や陣痛は多いそうだ。
9月15日が新月だったので、その日に向けて数日前からスクワットや床抜きはもちろん山にドライブに行くとか夜海辺を散歩するとか(笑)、めちゃくちゃ動きまくったら、本当に16日早朝に陣痛が来た。
この、科学で説明のつかない体験も貴重。