音楽会の歌
この世で1番幸せな人は~♪
新しいお父さんと、お母さ~ん~♪
赤ちゃん、赤ちゃん、赤ちゃん♪
1番大切な宝物~♪
小学生の時、定年退職前の音楽の先生が音楽会用に作った歌。
なぜかこの部分の歌詞だけ、20年以上たっても定期的に思い出す。
充実とは、嬉しいことも辛いことも経験すること
例えば結婚式でキラキラ輝いているひとを見ると良いなあ~と思うかもしれないけど、その裏には見えない苦労もあるものだ。
ずっとこの日のために貯金して、何か月も前から準備して、一生で1回の結婚式が過ぎ去った後のことを考えてセンチメンタルな気持ちになったりもして、もしかしたら前日まで夫婦喧嘩していたかもしれない。
その人のそういう経験をひっくるめて、当日キラキラしているように見えるのだろう。
何の負担も無しにただ充実している人はいないと思う。
今までで1番嬉しいことも1番大変なことも経験したとき、その経験は自分の糧となり輝くと信じている。
嬉しいことだけじゃない。
逆に辛いことだけでもない。
だから頑張れるし、人を羨む代わりに尊敬し学ぼうと思える。
この世で1番幸せな人の裏側
話を戻して最初の音楽会の歌詞について。
新米パパママがこの世で1番幸せということは、、
裏を返せば1番大変ということでもある。
人生最大の痛みや身体の変化を経験したママ。
時にはイライラした妻に当たられながらも必死でパパになろうとしたパパ。
何より産まれてからの想像以上の重労働と生活の変化。
この世で1番幸せそうな人は、
今までで1番の苦労もしている。
これからはこんな風に人を見ておけばまず間違いないのではないかと、
20年越しにこの歌詞の「新しいお母さん」を経験して改めて思う。
何事も、両面あってこそ!
学業でもプライベートでも仕事でも、
どんなに辛いことばかりでも、いつか来る嬉しい瞬間のために人は頑張れる。
逆に充実していて羨ましいと感じた人がいたら、妬むのではなく裏の苦労を見習いたい。