30代育休中会社員の葛藤

不器用女子の頭の中

ありのままの個性を潰す日本の教育現場と親

 

 

個性を活かせたとき人は活躍する

個性、自分らしさとは何だろうか。

<辞書的な意味>

「他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性。自然とにじみ出てくるもの。

 

ヒューマンアカデミーのサイトでこのような記載をみつけてしっくりきた。

「社会で活躍している人は何故活躍しているのでしょう。(略)他人からみて印象に残りやすいことと、本人が無理なく生きていられることが両立しているからだといえます。」

 

 

個性は生まれ持ったもの、だからマネできない

 マーケティングを学んでいると、VRIO分析というフレームワークが出てくる。

  1. Value(価値)
  2. Rareness(希少性)
  3. Imitability(模倣可能性)
  4. Organization(組織)
  5.  
  6. 競合他社に対して自社が差別化できているかどうかを分析するものだ。

中でも、「模倣困難性」があるかどうかで、継続的に優位に立てるかどうかが決まる。

 

個性を考えるときによくこれを思いだすが、

個性には強烈な模倣困難性があり、故に本人が個性(強み)を自覚し活かす道さえ見つければすごく有利に、生きやすくなるのではないかと思う

 

逆に他人の個性にばかり目を向けて、得意でもないことをマネようと頑張っても限界があるというものだ。

 

 

個性(強み)はなぜ育たない

とはいえ、自分の強みはこれです!と自信をもって言える人は少ないのではないだろうか。

 

この点印象的だったのが、YouTube大学をしているオリエンタルラジオの中田さん

今40歳前後だったと思うが、30代の恐らく半ば頃?になってから、自分は1人語りをすることがこんなに好きで得意なんだと気づいた、難しいことを誰よりも分かりやすく話すことが得意と気づいた、らしい。

YouTubeを始める前も、しくじり先生などの番組で1人で話すオファーを貰うことも多かったが、その時は「もうこういう仕事は散々やったから良いよ、他のことに挑戦したい」とさえ思ったことがある。このようなことを語っていて印象的だった。

 

ただその後、色々挑戦する中でやはり自分の強みはここだった、と気づき原点に戻った結果今のYouTubeでの成功があるらしい。

 

そう。自分の強みには気づきにくいのだ。

あんなに才能がある人でさえ・・・

 

昔読んだ『学校で教わらなかった20代の辞書』で、

「天職は、食わず嫌いの中にあることが多い。だから、見逃す。」と書いてあったがまさにそうなんだろう。

 

 

本の学校は個性を潰す

10代の頃から本気でそう思っている。

 

分かりやすい例を挙げると、私はけっこう強めの天然パーマなのだが、

中学校にあがったとき、校則でパーマが禁止されているという理由で、

もともとクリクリヘアの生徒は「許可証」の提出が求められた

 

 

パーマをかけたい生徒が許可を求めるなら百歩譲ってまだ分かる(それも自由な気はするが)。

なぜ私が私のままであることについて学校に「許可」を得ないといけないのか??

 

当時の私は従順で、規則には従わないといけない、という優等生だったので、結局は祖母のススメに従い縮毛矯正をかけることになった。(どうしても許可証は出したくなかった)

 

 

子供を伸ばすには親の人間力が試される

ここで大事なのが親の対応だ。

 

子供の個性を伸ばせる環境作りが出来るかどうか?

それは、質の高い保育園や幼稚園、教育機関に行ったからといって得られるものではないと思う。

 

子供の育て方ベスト』のエミリー・オスターさんによると、親が子供へどう関わるかが、どういう保育を外で受けさせるか以上に影響力が大きいと言う研究結果があるらしい。

 

もし今月産まれてくる自分の子供が私の髪のDNAを受け継いでいたら、大きな喜びとともに大げさなくらい褒めて認めて育てようと心に決めている。

 

性格についての個性は見た目の問題以上に、把握すること自体が難しいだろう。

だからこそ色んな経験をさせ、

自分の固定観念を捨て、

よくよく観察し、

伸び伸びと好きなことをさせてあげたいと思っている。